• 欲を捨てて、いまを生きる

現在日本には、学校を卒業しても、正社員ではなくフリーターだけで生活する若者が多くいると聞きました。私はこれが良い発展の趨勢だと思っています。

企業にとっては、猫の手も借りたい時、このような働き手がすぐに助けてくれ、仕事が暇な時には、彼らを休ませられるし、彼らに賞与や退職金などの福利厚生を提供する必要がありません。企業にコストを削減し、無駄が省けます。個人にとっては、正社員のように毎日九時から五時、週五日勤務という規則を守る必要がありません。経済的な圧力がない若者にとって、時間が自由で、出勤時間は選ぶ余地があるし、まんざら良い生活様式でないでもないでしょう?

振り返って、どうしてこのような形勢を呈してきたのでしょうか?以下に卑見を列記します。

  • 社会面からすると、真面目にコツコツ働いても、生活水準も周りの人達と同じですが、もっと良い生活水準は得にくいです。

  • 企業面からすると、「終身雇用」、「年功序列」、「企業内組合」は、日本の経営の「三種の神器」として、社員に雇用の安心感を与え、安定して仕事に専念させやすいでしょう。しかし、人材が同質化し、イノベーションが起こりにくいことや、組織が硬直化しやすいことや、勤続年が長い社員の処遇・賃金が高くなり、若手社員の処遇が低くなる傾向にあるといった様々な問題も生まれてしまいました。

  • 個人面から見ると、社会福祉がいいし、家族が元気だし、正社員として時計の部品のように生きるまでもなく、多い時間を利用して好きなことをしに行けます。

確かに、正社員ではなくフリーター生活なら、暮らし向きが裕福で、圧力がなくて、気楽な生活様式もいいが、驕る平家は久しからず、家族が病気になった時、安定した仕事がなければ、少し大変でしょう。

私は、どんな生活様式に関わらず、未来の緊急事態に対して十分な準備しておければ、自分に合う生活様式が最適だと思っています。

例えば、

「欲を捨てて、いまを生きる」か、

「私はもともと人付合いが悪いが、交際に多忙を極めている。私はもともと独居が好きだが、駆けずり回って苦労している。それは、全て千万の愁嘆が解ける小判を何両か得るだけのために。もともと、この世界は、私たちの内気は赦しません」、

皆さんに機会をもう一回与えられれば、どんな生活を選びますか。