🏛️ 秋山好古
日本騎兵の父。極めて簡素な生活を送り、男子は一生に一事を成せば足ると説いた。
- 人、一人一人が独立して、初めて国家が独立する。
- 男子は生涯一事をなせば足る。
- 世間にはいろんな人間がいる。笑って腹中に呑みくだすほかない。
- 若いころにはなにをしようかということであり、老いては何をしたかということである。
- 身辺は単純明快でいい。
- 己の意見もない者が、他人の意見を読むと害になるばかりだ。
- のっけから運を頼むというのは馬鹿のすることぞ。
- 一個の丈夫が金というものでひとの厄介になれば、そのぶんだけ気が縮んで生涯しわができる。
- 向いていなければさっさとやめる。人間は、自分の器量がともかくも発揮できる場所をえらばねばらない。
- 質問の本質も聞かずに弁じたてるというのは、政治家か学者の癖だ。
質問の本質も聞かずに弁じたてるというのは、政治家か学者の癖だ。軍人はちがう。軍人は敵を相手の仕事だから、敵についてその本心、気持ち、こちらに求めようとしていること等を明らかにしてから答えるべきことを答える。そういう癖を平素身につけておかねば、いざ戦場にのぞんだときには一般論のとりこになったり、独善に陥ったりして負けてしまう。
- 参谋の要務というのは、円転滑脱として上と下との油になければならない。功名を断じて顕わしてはいけない。
- いかにすれば勝つかということを考えてゆく。その一点だけを考えるのが俺の人生だ。それ以外のことは余事であり、余事というものを考えたりやったりすれば、思慮がそのぶんだけ曇り、乱れる。
- 偉くなろうと思えば邪念を去れ、邪念があっては邪欲が出る。邪欲があっては大局が見えない、邪念を去るということは、偉くなる要訣だ。
- 酒を飲んで兵を談ずるというのは、古来下の下だといわれたものだ。戦争という国家存亡の危険事を、酒間であげつらうようなことではどうにもならんぞ。
- 結婚して家庭をつくることは男児の志を弱らせるものだ。
- 若い者の敵は家庭である。家庭を持てば研究心が衰える。
- 歴とした男子は華美を排するのだ。縄でも巻いておけ。
- 美醜は男にとってなんの意味もなさず。
⚓ 秋山真之
日本海海戦を勝利に導いた天才参謀。智を重んじつつも、最後は性格が成否を分けると説く。
- 乱読よ、本は道具だからな
- 兵理というものはみずから会得すべきもので、筆舌をもって先人や先輩から教わるものではない。
- 自分で自分なりの原理原則をうちたてることです。自分でたてた原理原則のみが応用のきくものであり、他人から学んだだけではつまりません。ともマハンはいった。
- 要点の発見法は、過去のあらゆる型を見たり聞いたり調べることであった。
- 勝敗はやっと五分五分である。それを戦略・戦術に苦心してなんとか六分四分に持って行く。
- 試験は戦いと同じだ。戦いには戦術が要る。戦術は道徳から開放されたものであり、卑怯もなにもない。
- 物事ができる、できぬというのは頭ではなく、性格だ。
- 明晰な目的樹立、そしてくるいない実施方法、そこまでのことは頭脳が考える。しかしそれを水火のなかで実施するのは頭脳ではない。性格である。平素、そういう性格をつくらねばならない。
- 得た知識を分解し、自分で編成しなおし、自分で自分なりの原理原則をうちたてることです。自分でたてた原理原則のみが応用のきくものであり、他人から学んだだけではつまりません。
- 政治におけるまるっきりの現実主義者は二流以下の政治家にすぎず、政治家というよりも商人であるにすぎない。政治家がどのような理想をもっているかにおいて人物の品質が決まるのだが、しかし、政治が現実からはなれて存在しない以上、理想の比重が重すぎる人物は、結局は、単なる願望者か、詩人か、それともヒステリー的な狂躁者になりがちである。
- 弓矢を捨てよう。
📜 天剣漫録
- 細心焦慮は計畫の要能にして、虚心平気は実施の原力也。
- 大抵の人は、妻子を持つと共に片足を棺おけに衝込みて半死し、進取の気象衰へ退歩を治む。
- 金の経済を知る人は多し。時の経済を知る人は稀なり。
- 手は上手なりとも、力足らぬときは敗る。戦術巧妙なりとも、兵力少なければ勝つ能はず。
- 一身一家一郷を愛するものは悟道足らず。世界宇宙等を愛するものは悟道過ぎたり。
- 人生の万事、虚々実々、臨機応変たるを要す。虚実機変に適当して、始めてその事成る。
- 吾人の一生は帝国の一生に比すれば、万分の一にも足らずと雖も、吾人一生の安を偸めば、帝国の一生危し。
- 成敗は天にありと雖、人事を尽さずして、天、天と云うこと勿れ。
- 敗くるも目的を達することあり。勝つも目的を達せざることあり。真正の勝利は目的の達不達に存す。
- 平時常に智を磨きて天蔵を発き置くにあらざれば、事に臨みて成敗を天に委せざるべからず。
- 苦きときの神頼みは、元来無理なる注文なり。
- 教官の善悪、書籍の良否等を口にする者は、到底啓発の見込み無し。
- 自啓自発せざる者は、教えたりとも実施すること能はず。
- 岡目は八目の強味あり。責任を持つと、大抵の人は八目の弱味を生ず。宜く責任の有無に拘はらず、岡目なるを要す。唯是れ虚心平気なるのみ。
- 虚心平気ならんと欲せば、静界動界に修練工夫して、人欲の心雲を払い、無我の妙域に達せざるべからず。兵術の研究は心気鍛錬に伴ふを要す。
- 治に居て乱を忘るべからず。天下将に乱れんとすと覚悟せよ。
- 三月になると早や寒さを忘れて陽気に浮かるる様の事にては、次の冬の防寒は覚束なし。
- 咽元過ぐれば熱さを忘るるは凡俗の劣情なり。
🖋️ 正岡子規
近代俳句の祖。病床にあっても知的好奇心を失わず、物事の本質を鋭く突いた。
- あそばずに本をお読みや。本を読むのにさほど金は要らんものぞな。
- 人間は友達をえらばんといけんぞな。
- 勇気よりももっとの大勇猛心というようなものが毎日のあしをうごかしているように思えるのじゃが。
- 人間のえらさに尺度がいくつもあるが、最小の報酬でもっとも多く働く人ほどえらいひとぞな。一の報酬で十の働きをするひとは、百の報酬で百の働きをする人よりえらいのぞな。
- 世間というのは迷信の着物をきてやっと寒気をしのいでいるのだ。真理とか本当のことというのは寒いものなのだ。
- 我彼を知るも彼我を知らざる時は彼に向かって礼をなすも無効なり。
- 言葉俗なりとも心うちあがりたらんは如何ばかり高尚ならまし。
- 貧の極度は一文もなきことぞと覚えたる書生の内はなかなかに一文も無きこそ魂落ちつきて心安きこと多けれ。
- 見る所狭ければ自分の汽車の動くを知らで、隣の汽車が動くやうに覚ゆる。
- 読書する事、労働する事、昼寝する事、何でも子供の時に親しく見聞きした事は自ら習慣となる様である。家庭教育の大事なる所以である。
- 家庭の教育は知らず知らずの間に施されるもので、必ずしも親が教えようと思わない事でも、子供は能く親の真似をしている事が多い。
その他
- 自分の仕事に根深くたずさわった者の生涯は、一般の人の生涯よりもはげしい山と谷の起伏の連続である。
- よき独裁者とはどういうものか。強い意志と性格が必要である。つぎに高潔な感情と思想、それから智恵と教養と訓練が必要である。ただし、智恵と教養うんぬんの条件はとりたてていうほどではない。
- 老人の多くはものに動ぜず泰然としている。それは動ずるほどの精神の柔軟性をうしなっているということにすぎず、威厳でもなんでもない。
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